年上なんて、もうやーめた。苦い恋

かつて好きだった人は、私を絶対に好きにならないと分かっていたけど始まった恋でした。年上の人だったのですが、私の一方的な愛情表現に対し、相手がたまに返してくれるのが嬉しくてたまらなかったんです。例えるならばその関係はペットと飼い主。対等でなかったのは、その時も気づいていました。だけど、少しでも長く彼といっしょにいられたらそれで良かったんです。いま思えば、馬鹿な女のテンプレートですよね。しかし恋はなんとやら、とにかく彼を追いかけていたかった。デートでうなぎを食べたのを思い出します。学生でバイト代なんてたかが知れているのを相手は全部お見通しでした。お代を払おうとしたら、お店の人が「もういただきましたよ」とそそくさと出て行った彼の方向を目でたどります。それだけで、子供でしたから胸きゅんだったわけです。本気で、好きだったのです。でも、指先に触れても握り返してくれないさみしさに、全てを悟っていました。それでもデートはデートなんだと、強がってみたりして。遠くからやって来た彼を見送るとき、ただひたすらに切なかったのを覚えています。大人になって、彼はけして良い人ではなかったことに気が付きましたが、いい経験だったとは思います。婚活サイトで良いサイトは?